妖怪なんて見たくない!
「えっ?!なんでいま生きてるの?!」
『祓い屋は妖怪にいう事を聞かせる能力を心得てるのよ。
だから強い妖怪を集めようってわけ。』
燈桜が言う。
『僕の場合、祓い屋が僕を閉じ込めてた石から、たまたま通りかかった七波が助けてくれたんだけどね』
「えっ?!あの石、そういう奴だったの?!」
歩積に出会った日を思い出しながら話していると。
『でも』
燈桜が言う。
『こんなに強い力を持った人間は七波が初めてだわ』