妖怪なんて見たくない!



「ごめんごめーん、てへぺろっ」

葉月は私にスタスタと近づいてくる。


葉月が?!

なんでここにいるの?!


「えっ…………どうして?!」



葉月は私の前に立ってにこっ、と笑う。






そして。


ペシーーーン!


「いだっ!」



私の両頬を勢い良く葉月の手で挟んだ。




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