妖怪なんて見たくない!
うらやましい
祓い屋…………て、あの………?!
目の前に立つ葉折くんは美少年オーラが
漂っていてキラキラして見える。
「…………祓い屋?ほんとに?」
「うん……。本当」
にこっと首をちょっと傾けて応える。
(うわっ、かわいいな……)
でも信じらんない。
「そんなひどい人には見えないけど……」
「俺はひどい奴だよ。
妖怪を殺したことはないけど。」
殺したことがない。
「それなら、他に何するの?」
「怪奇現象や怪奇事件が起こった所に行って、原因の妖怪を追い出すとか、
悪い妖怪を捕まえるとかしてる」
ふむふむ。
それなら人間にとってもいいことだし。
妖怪も殺されないならいいほうだね。