おてんば女王と悪魔の鏡
こんなのが女王でいいのか
倉庫
...走る。
走る。
私は走る。追手を撒くために。
そして、私はすばやく大きな倉庫に入り、身を隠して一休みした。外から聞こえてける騒々しい声に耳を傾ける。
「女王様ー!?」
「くっそ、どこにいるんだ?また逃げ出しやがって!」
「これだから女王様は...」
「ちょっとはあの出来のいい弟を見習ってほしいもんだ!」
「ぷふふ、そんなとこにいないわよ!」
「...おい」
「だからこっちだって...相変わらず頭が悪いのね、ぷふふ」
「おい」
「ばーかばーか、ふふ「おい!」...え!?」