あなたに贈るホラー短編小説
僕は店を出て、辺りを見まわし、

白鳥ミナミの姿を探した。






白鳥ミナミは、

いったいどちらの方向に

歩いていったのか?






僕は運に身を任せ、

南の方に走り出した。






確率は二分の一。






僕は白鳥ミナミに

会えることを信じて、

全力で道路を走っていた。
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