あなたに贈るホラー短編小説
その日の僕のコメントは、

白鳥ミナミにすべて

スルーされた。






僕が白鳥ミナミに送った

言葉たちは、

まるでそこに

存在していないみたいに……。






僕はそのことに深く傷つき、

白鳥ミナミが憎いと思った。






光り輝く宝石のような存在の

白鳥ミナミが、

少しも光り輝くことのない

鉛色の石ころみたいな存在の

僕を無視した。






許せない!






僕は白鳥ミナミを許せない!
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