キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
「私も、夜子に出会って楽しいよ!」

言い終わった後に気づいた...
つい大きな声を出したため、私たちに向けられる視線が痛い。

「ごめん...大きかった...」

小声で話しても、遅い...
そんな私の行動に、夜子は大笑いしてた。
そして、「なんか、恥ずかしいね!」って。

恥ずかしいけど、嬉しい気持ち。
私達は2人で笑いあった。

٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。

「でねー、うちのクラスの文化祭実行委員は、夜子と省吾になったんだよー」

学校からの帰り道。
隣を歩く美桜と話しながら家へ向かっていた。
話題は、始業式の後に決められた文化祭実行委員について。
私は、さっき教室での出来事を美桜に話した。

うちの、クラスは実行委員なんてめんどくさいって、誰もやる人がいなかったけど、夜子は私に宣言したとおりに堂々と手を挙げた。

まぁ、夜子がきたら次に男子で出てくる人は、目に見えていたけど...
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