キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
いつの間に、涙は消えて2人で笑っていた。
私達は、屋上を後にする。
帰り道で美桜が私に言ってきた。

「菜美ちゃん!菜美ちゃんも告白するんだよ!」

「えっ!告白...でも、美桜は?」

「うん!もう、私はいいの!振られたんだし!なんか、菜美ちゃん見てると、よくわかんないんだけど、前に進める気がする!」

そう言った美桜の顔はスッキリしているように見えた。

「で、でも、無理だ!私、爽とけんかしちゃってるんだよ...」

「大丈夫!菜美ちゃんなら大丈夫だから!だって私の自慢のお姉ちゃんだよっ!」

美桜の顔はすごくキラキラしてて、その笑顔を見てると大丈夫な気がしてきた。

「私...頑張るね!美桜も私の自慢の妹だよ!」

今日、私たちは本当の意味で成長出来たと思う。
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