キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
そう言って、私はその場を後にした。

後ろから、「会えるといいな!」そう言った省吾の声が聞こえて、もう1回ありがとう!と叫ぶと人混みの中を通って爽を探し始めた。

こんなにも会えないものだろうか…
でも、一般公開もしている私たちの学校の文化祭は思った以上に人が多くて人を探すのは大変だった。

王子様の格好という、目立ちそうな格好だけど…あっちこっちに、メイドやら執事や、色んな衣装を来ている人が多くて探しにくかった。

お店の中とかも探してみる。
けど、全然見つからない…

走り回って疲れてトボトボと歩いていると、羽奏と美桜にあった。

「菜美ちゃんどうしたの?」

しょんぼりしてるわたしに2人は駆け寄ってきた。

「…爽見てない?」

「なっつん、アオ探してるの?」

「う、うん…」

「爽くん…見てないなぁ…」

「あ、私、見たよ!私と、みっちゃんが休憩とる時にまもるんと話してたよ!」
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