キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く

気持ちの正体

入学して、早くも2週間がたった。

本当に、時の流れは速い。

私たちの学校では、5月の末に体育祭があるため、入学してすぐに体育祭の準備に入っていた。

「今日のHRは、体育祭の実行委員決めるぞー」

先生がそう言った瞬間、みんなは、なりたくないのか一斉に目を逸らした。

「おいおい、目そらすなって!誰かなる人いない?」

シーン

どうやら、みんななる気がないみたい。

私も、その1人。

そんな、責任重大な役できるわけないよぉ。

「もう、じゃあ男子女子1人づつくじで決めて」

「はい!」

えっ?
私は、隣からした声の方をみる。

「誰も、いないなら俺やるよ。」

爽…

男子からは、「ありがとう」など歓喜の声が。
女子からは、「蒼井君がやるならやってもいいかな」って声がする。

その声が、私の胸をモヤモヤさせた。
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