キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
「じゃあ、女子誰かいないか?」
女子は、男子の実行委員が爽になったことでほとんどの女子がやる気になってた。
すごく、モヤモヤする。
そして、次の瞬間自分でもびっくりした。
「はい!私、やります。」
な、なんで、私、手あげたの⁉︎
よくわからないけど、手を上げずにはいられなかった。
「じゃあ、女子は天宮。男子は蒼井で決定な。」
そんな、先生の声がかすかにしか聞こえない。
女子たちは、「蒼井君だからやろうと思ったのに…」とか言ってるみたいだけど、全然気にならなかった。
夜子が、私の方を向いた。
「やるじゃん!菜美が手あげると思わなかった!」
って笑顔で言ってる。
いや、私も自分が手あげると思わなかったよ!って言いたかったけど、言ったら、明らかにおかしな人じゃん?だから、その言葉を飲み込んだ。
「菜美、実行委員よろしくなっ!」
名前を呼ばれて、振り返る。