キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
その話を夜子に話した。

笑顔を見ると胸が高鳴る事。
胸のモヤモヤ。
全部、夜子に話したの。
そしたら、少しだけ、気分がスッキリした。

私の話を聞いて、夜子が「やっぱり…」って言って、「その気持ちの正体知りたい?」ってまた、イタズラっぽく言うの。

だから、私は…

「この、気持ちが知りたいの!この気持ち…なんなの⁉︎」

って大きな声で言った。

夜子は、笑って。
そして、

『恋』

って一言だけ言った。

恋…

「こ、恋⁉︎
恋ってあの、少女漫画の?」

「うん。」

「池に泳ぐ鯉じゃなくて?」

「うん。違うよ!」

「こっち来いの来いじゃなくて?」

「あははは!なにそれ、違うって」

「濃いじゃなくて?」

「ちーがーう!」

「恋って本当に…恋?」
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