キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
「うん。菜美は、蒼井の事が好きなんだよ。蒼井に“恋”してるんだよ。」

「私が…恋…人を好きに…?」

私が?
ありえなかった。

だって、今までした事なかったんだよ⁉︎

「そんなに、信じられない?じゃあ、検証!」

「検証…何するの?」

「蒼井の名前呼んでみて。」

「えっ…?なんで…」

「いいから。」

「そ、爽。」

ドキッ

「菜美今、蒼井の名前呼んで、ドキッってした?」

まただ…

「な、なんで夜子にはわかるの⁉︎」

「ドキッってしたんだね?じゃあ、検証は終わりだよ。これで、分かったでしょ?名前を呼んだだけでドキッってして。入谷の名前呼んでもドキッってしないでしょ?」

「た、確かに…」

それには、すごく納得した。
爽だけだ。
名前を呼んだけでドキッってして。
笑顔を見ただけで胸が高鳴って。

「これが、人を好きになるって事…?」

「そうだよ。」
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