キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
夜子は笑顔で言ってくれた。

昨日から、悩んでた事が嘘みたいに胸がスッキリして、爽の事を考えるだけで心があったかくなる。
今思えば簡単な事。

爽が好きだからだよ。

今までの胸のモヤモヤだって。

なんで、気づかなかったんだろ?
鈍感な自分に苦笑する。

でも、気付けてよかった。
私は、夜子の方を向いて、笑顔で言うの。

「気付かせてくれて、ありがとう。」

夜子は、一瞬驚いて、嬉しそうに笑った。

これが…私の初恋なんだ。

そう考えると、照れ臭かった。
でも、やっぱ、嬉しかった。
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