キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
「ううん、大丈夫だよ!」

そう言ったけど…
ちょっと、不安…かな。

「ほんと、ごめー」

夜子が、謝ってたけど、またしても、良いのか悪いのかのタイミングで私の走る番が来た。

私は、位置につく。

走る事は好き、今すぐにでも走りたいのに…
あれ?なんでだろ。
モヤモヤする。

今日は、バトンを渡す練習はなく、ただ走るだけ…だけど…本気で走りたい…のに…

このモヤモヤが私の頭を埋め尽くす。

「位置について…よーい…」

ピーッ

しまった…出遅れちゃった。
変な事考えてるから!
私は、出遅れた分前に走る人に追いつくように精一杯走る。

なんとか、3位でゴールは出来た。
夜子が、駆け寄ってきて、「私があんな事言ったから…」って自分の事、攻めてたから、私は、「ぼーっとしてた!」って笑ってみせる。
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