キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
メ、メガネ…
もう、借り物なのに人だし…
メガネの人は結構いるだろうけど私は考えた。

敵のブロックだったら勝たせないために逃げたりするだろうし…あっ!
ふとある人の顔が浮かんだ。

同じブロック。

しかも、話したこともあるから誘いやすい。

私は、自分のブロックの応援席まで走り出した。
こっちにくる私にみんな、驚いてる。

「菜美、どうした?」

爽が言ってるけど、私は探すのに必死だった。

それに…気まずい。

私は爽から目を離して探す。
今なら、1位狙えるかも!
探している人の名前を呼んだ。

「真守!真守一緒にきて!」

そしたら、後ろの方から真守が顔を出した。

「え…俺か?」

真守は嫌そうな顔をした。

「真守ってこう言うの苦手?でも、今なら1位狙えるかもなの!」

私は、真守の返事を聞く前に手を引っ張って走り出した。
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