キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
どうやら、他の人たちは、手こずってるみたい。
私達は、ゴール目指して一直線。

真守はなんだかんだ嫌そうだったけど最後まで走ってくれた。
ゴールした私達を、司会者が待っていた。

「男子を連れてきたということは…もしかして、出たのか⁉︎好きな人⁉︎」

なんて司会者さんが言う。
周りは、「おぉー!」とか盛り上がり始めた。

「ち、違う違う!メガネの人って出ました!」

「メガネの人かー!好きな人じゃなかったー」
っていう司会者の言葉を聞いて、「なんだー」と言う言葉が聞こえてきた。

でも…好きな人でなくてよかった。
そう思ってしまう。
それと同時に、誰が引くんだろうっていうモヤモヤした気持ちが私を襲った。

「俺…帰っていいの?」

ぼーっとしてると上から誰かの声が聞こえた。
真守!

「ご、ごめん!いいよ!ありがとう!」

「あぁ。」
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