キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
こんなにも、美桜に会うのが嫌だと思ったのは初めてだった。

それでも、時間は過ぎて行く。
片付けが終わって、着替えた私は教室に戻った。

すでにみんなは、帰ってるから教室には誰1人いない。

「行かなきゃ…」

私は、独り言をつぶやきながら、帰る準備を始めた。

「あれ?みんな帰った?菜美だけか。」

そこには、爽が来た。

「あ、そっか…爽も実行委員か…」

さっきの事を思うとそっけない返事しか出来なかった。

こんな、自分…嫌い。

「菜美…なんかあった?」

「…え?」

「いつもより元気ないっていうか、まぁ、俺の勘違いならごめんだけど…」

気づいてくれてるだけで嬉しかった。
ごめんね…言うのは照れ臭かったから心の中で言った。

その代わりに、私は笑顔で、「ありがとう!でも、なにもないよ!」って言う。
爽は安心したように、「そっか。じゃ、俺帰るわ!」そう言って教室を後にした。
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