キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
Chapter 2

消せない気持ち

体育祭も終わり、私たちの学校は毎日毎日、試験に向けての勉強ばっかり。
あの時から、私は爽への気持ちを抑えてきた。

隠せてるかなぁ?

そんな気持ちになることも多かった。
席替えしたため、爽とは席が離れてしまった。

最初は、寂しかったけど…少しずつ私はこの状況に慣れてきている。
席離れた方が、この気持ち消せるかもしれないしね。

それでも、やっぱりあの笑顔見ちゃうと爽への気持ちが出てきてしまう。

だから、テスト期間は少しだけ気が紛れた。

私は、授業中に窓の外を見た。
試験が終わると夏休み。
2学期になったらすぐに文化祭の準備に入る。

夏…こんな気持ちで夏を迎えるなんて思ってなかった。
私は、はぁ、と息を吐いて太陽の光の眩しさから逃げるようにして、目線を黒板に戻した。

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