キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
そんな事を考えながら、2人を見てた時、2人には聞こえない小さな声が聞こえた。

「な…菜美…」

夜子が、私の方を見て小さく囁いていた。

そうか…
夜子は私が、爽のこと好きだって…
心配そうな顔…ちゃんと言わないと。

「大丈夫…。この気持ち、消すって決めたから。」

私は、夜子に宣言した。
でも、心の底でもう1人の私が"消したくない"って叫んでる。

「そ、そう。菜美がいいならいいけど…」

それ以上、夜子は何も言ってこなかった。
ただ、黙って何かを考えてるようだった。
「あ、あのね、そ、それで…」

美桜が、また口を開いた。

まだ、何か話すことがあるのかな??

考えた様子だった夜子も、私も、羽奏も美桜の方を見て出てくる言葉を待った。

美桜の様子からするに結構すごい事を考えてそう …
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