キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
「わ、私!」

はっきりした声。
次の言葉に耳を傾ける。

「こ、今度のテストが終わったら、爽君に言おうと思うの…」

「い、言う?何を?」

天然の羽奏。
言うの意味がわからないみたい。

「告白するってことよ。」

夜子がはっきりと言うものだから、美桜は耳まで真っ赤。

「みっちゃん、告白するのぉぉぉぉぉお!うっ」

「声がでかいよ!羽奏!」

私は、そう言って羽奏の口を押さえる。

「う、うん。でもね…それでみんなに協力って言うか…してもらいたいことがあるんだ。みんなって言うか…菜美ちゃんに。」

「えっ…私??」

私は、美桜の方を見た。
美桜は真っ直ぐに何かを決意したみたいに私の目をしっかりと見てる。

「そう…今度のテストで…私が、勝ったら…告白しようとおもうの。」

「勝ったら…じゃあ、私と美桜はテストの点数で戦うってこと?」
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