キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
菜美......
俺の目は自然と菜美を追っている。
ほんと、らしくねぇな。
でも、菜美から目が離せない。
どうして、目をそらす?
どうして、いつもと違うんだ?
そんなことばかりで、俺の頭の中は菜美でいっぱいだった。
こういう言い方すると、恋してるみたいに聞こえるけど...

長い間菜美のことを見つめていたみたいで、菜美が俺の視線に気づいたみたいで...てか、耐えられたくなったみたいで、こっちをみた...
けど、目が合って菜美はすぐに視線を逸らして下を向いた。

「なっ...」

俺は、そんな菜美の名前を呼ぼうとしたけど...

「真守も...爽も...じゃあね!」

菜美の言葉で遮られた。
いま、俺を避けようとした?
そのまま、いっとき菜美たちが出てったドアを静かに見つめていた。

「爽...よし!今日は、寄り道してくぞー!!ほら、爽、真守早く行くぞ!」
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