キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
「みんなはさ、どんな浴衣かう?」

「うーん」

羽奏の質問にみんな考えるしぐさをする。
そう言えば、私、浴衣来たことないんだ。
うーん、どんな柄がいいんだろ??
どんなのが可愛いかな?
どんなのが...爽は...好きかな...
なんて、私が、浴衣着たって人気者の爽の心にはひびかないよね。
考えるのやめやめ。
私は、また、会話に耳を傾ける。

「やーたんは、黒とか紫とかあいそうだよね!」

「そぉ?じゃあ、そう言う色の浴衣にしよったかな!」

夜子は、そう言う色が似合いそう。
省吾、もっと夜子に惚れるんじゃないかな。
あ、じゃあ私はどうかな??

「ねぇ、私には何色あうと思う??」

分からない時は、友達に頼る!
自分じゃ、似合わないの選びそうだし。

「菜美ちゃんは、水色とかかな...?」

最初に、提案してくれたのは、美桜だった。

「おー、ぽいぽい!絶対、なっつんには、水色だよ!」
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