キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く

小さな勇気と決意

みんなのもとへ戻った私はすぐにその違和感に気づいた。

「み、美桜...どうかした?」

私の問いかけに肩をびくりと揺らした美桜は、「大丈夫だよ」と言って羽奏のもとへいってしまった。
今の反応...絶対何かあったよね...
どうしんたんだろ?
もしかして、もう、爽に告白した...とか...?
私は、爽の方に視線をやった。
いつもと変わらない様子の爽の姿。
でも、やっぱり、爽もいつもと違う。
私と目が合うと、びくりとした後に、悲しそうな顔をして、視線をそらす。
わからない。何があったのか。
何かがあったのは確かだ。
だって...
美桜は、もう爽の隣を歩かなくなったから。
すごくきになる。
でも、聞けない。
もし、爽に告白していたら、その事実を聞くのが怖かった。


それから、特に何もなく私たちはそれぞれ帰る方向に分かれた。
美桜と2人だけの帰り道。
聞いてしまおうかと思ったけど...聞けない。
私の意気地無し...
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