キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
私は、自分の気持ちをかくして美桜を抱きしめる。

「うん...わたし、勇気出して...伝えたよ...」

勇気か...
私には、そんなことできないな...

「うん...そうだね...」

爽にも...美桜にも...
伝えられないのかもな...
だって、今伝えたら美桜をさらに傷つける。
そんなことできない。
もう、これ以上、美桜を傷つけたくない。
隠さなきゃいけないのは辛いけど...でも、美桜を傷つける方がもっと...嫌...

もう、美桜が私のせいで傷つくとこは見たくない。

でも、もう、正直に話すって決めたから。
美桜も変わろうとしてる。私も変わらなきゃ。
目の前で泣く美桜を見る。

今日じゃなくたって、美桜の気持ちが落ち着いた時に話そう。

私の気持ち聞いてくれる?
< 97 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop