初恋だった王子様と政略結婚


でも、ダメだった


姉には、笑われるし



夕食の時お祖父様から後で部屋に来なさいと言われ行くと
そこには、久利須さんがいた


「お祖父様に言わないと繭さんには会えないから、俺の話を聞いてくれないか?」


はい、と頷いた

「俺のお見合いは繭さんを指名した、それは、この近くの川で幼い繭さんを助けたあの時から俺は繭さんに恋していたのかもしれない、あの時君から名前は聞かなかったが一緒にいた友達からは聞いた、今回お見合いしろと言われた時名前を聞いたら運命だとしか思わなかった、俺はこのお見合いを成功させて初恋を実らせたい、どうか俺と付き合ってくれないか?」



「それ本当?確かにあの時姉に突き落とされて、溺れました、助けてくれた方に小さいながら恋をしてました、名前は知らなかったけど、いつかは私を探してくれると思ってました、まさかあなたとは・・・・でも、姉と一緒になるんでは?」



「あの方とは一緒にはならない、そういう話はしたことはない、金持ちなら誰でもよいみたいだ、まだ僅かしか会ってないがもう数百万使った、繭さんなら嬉しく思うが、あてにされても困ります、」


「姉の思い込みだけなんですか?」


「繭、雅臣はいい男だ」


「じゃあ、お願いします、個人的に連絡とりたいと思います」と言って雅臣と連絡先を交換した



「楡崎さん、ありがとうございました、」なんのこのくらい


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