初恋だった王子様と政略結婚


待ち合わせ場所に行くまで
友達に言われた事を思い巡らしていた




「繭さ~ん」


「雅臣さん、まだ時間前ですよ」


「繭さんが来てくれるか、心配だったから」


「ありがとうございます、ちゃんとお祖父様と父母に・・・・」


そうか、と

「じゃあ行こうか、車で来ているんだ」と言って駐車場まで行くとき
「手を繋ごう」と手を差し出された

恥ずかしかったけど、指先が触れたときしとかりと引き込まれた


車の助手席に・・・「繭さん、どうぞ」とドアをあけた、乗り込むとドアをしめ、意外に紳士の方だと



「じゃあ行こうか?」とエンジンをかけた



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