初恋だった王子様と政略結婚
追憶
川を見ていたら
思い出した
「私ね、こういう川辺で姉と遊んでいたの、帰る時私がじゃまくさい感じたみたい、川に突き落とされたの、溺れた私を助けてくれた男の子にいつかあって見たくて、馬鹿でしょ、名前知らないのに・・・・」
「俺も川辺には思いでがあるんだ、当時受験校で悩んでいた 友達と塾時間まで話していたんだけど、目の前で女の子が溺れた
助けに川に入った、その時の女の子に一目惚れしてしまった、名前聞けばよかったって後悔したんだけど友達がその女の子の近所って知っていたんだ名前を
楡崎 繭だって聞かされた、今回見合い話が舞い込んで来た時、どんな女の子になっているかな?て、だから受けたんだ」
「・・・・・・・・」
「いつか会えるって思った通りに頑張った、だからこうして目の前に繭さんがいる」
「そんな・・・・出会えたんですね、私達、ずっと思い続けた男の子が私の・・・初恋の雅臣さんだったんですね」
涙が溢れて来た
「雅臣さん・・・・・」と胸に飛び込んでいった
雅臣も力強く抱き締めた
「もう、放さないから、二人でこれから先は二人で一人だから」
「はい・・・・」