初恋だった王子様と政略結婚


「今日は僕の婚約者お披露目パーティにご来場くださりありがとうございます、では、紹介します、おいで繭」

壇上から繭を呼んだけどなかなかこないから、俺は繭の前までは行った


「繭、おかえり・・・・」

「だだいま」と微笑んだ

繭の手をとり壇上をめざした

途中、麗奈が阻んだ 「婚約者は私です、繭なんかじゃあない、その手を離しなさい」



「麗奈、見苦しい・・・やめなさい」


「いやよ、私は婚約者なの」


無理矢理会場から追い出した


壇上までいき

「楡崎財閥の令嬢の楡崎 繭さんが私の初恋の女性でした、この話を知っている方には、きっと呆れていると思いますが、見つけました 」


「私も初恋の王子さまを・・・・こうして皆様にお披露目していただいて嬉しく思います、公私ともよろしくお願いします」
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