初恋だった王子様と政略結婚
十月十日
「繭、しっかり・・・・・」
「ん・・・・・・・・」
う・・・・・・ぎゃ
「産まれた、繭・・・・・」
「元気な男の子です」て言いながら看護士は肩で笑っていた
繭の胸にわが子が置かれた
繭さえ、吹き出した
「雅臣さんの分身だよ、そっくり」
綺麗になったわが子をみた
言葉を失ったってこういうことなんだ
お袋達にも・・・・「雅臣、あんたにそっくりしすが。将来が大変だね繭さんが大変かも」