今日もきみに夢中♥
…そうだ、そういうことだよね。



葉山くんのイメージが…そのままあたしの評価になる。



それは、こういうことなのか。



あたしが何を言おうが、周りはそういう目で見てる。



女の子なら誰でもいいっていう男の子と仲良くしてること。



友達…って言っても、信じてもらえない。



だから、コタちゃんは…何度もあたしに忠告したんだ。



それを無視したのは、あたし。



関係ないって、コタちゃんの意見に耳を貸さなかったのは、あたしの方だ。



「離してっ」



男の子の腕を思いっきり振り払ったら、側にあった木の枝に指が当たり痛みがはしった。



「痛っ…」



ホント、自業自得だ。



全て、自ら招いたこと。



ひとりじゃ、なにもフォローできないのに、場違いなところでジタバタしてる。



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