今日もきみに夢中♥
「へー、なんだそっか。綾瀬がねぇ…なら、勝ち目ねーな」



頭をかきながら、あたしたちの前から男の子は姿を消した。



シーンと静まり返った中、ふたりっきりなのを今さらながら再確認。



急に恥ずかしくなってきた!



でも、早急に確認したいことが。



「あっ…あの。綾瀬くん…さっきのって」



告白、ですか?



あたしを、好いてると…!?




「あぁ…ちょっと強引だったか。だけどウソじゃないよな。俺ら、将来結婚する運命なんだし」



結婚とか、運命とか…!



そんな躊躇いもなく、サラリと言われると照れる。



コタちゃん…やっと、あたしのことを…。




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