今日もきみに夢中♥
「ホントだよ…もう、言わない」



「だな。そーいうの、ちゃんと大切にとっとけば。もっと…大切な人ができたときのために」



「…………」



そんなことを言う、コタちゃんは残酷だ。



あたしの気持ちを知りながら。



未来は共にあるような言葉を紡ぎながら。



こんな風に手をつないで…気を持たせるようなことをしておいて。



結局は…突き放すんだね。



もっと大切な人ができるときなんて、あるのかな。



「わかった。そうする」



悔しいから、もういい。



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