今日もきみに夢中♥
この人には、これ以上踏み込んだらダメ。



っていうか、負け……。



勝負してるわけじゃないけど、完全に勝ち目がない。



ドキドキさせるようなことをしておきながら、無自覚。



ぜんっぜんその気がないなら、徹底的に無視すればいーのに。



後味悪いとかいいながら、結局は少しは心配してくれたはずで。



中途半端に優しい……。



一番厄介だよ。



天然なのはあたしじゃなくて、コタちゃんじゃないの?



こうやって、自然に高感度をあげる。



きっと、他の女の子にもそうなはず。



告白してきた末永さんにも、あっさり断ったわりにはまだ友達なところを見ると。



弱気な発言をすることがあれば、さり気なく末永さんに優しい言葉をかけてるのかもしれない。



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