今日もきみに夢中♥
「そか。俺、こいつ送ってくから…後で合流する」



こいつ…そうだよね、末永さんを…。



って、あたし!?



コタちゃんの視線を確認する前に、末永さんの鋭い眼光が飛んできてすぐに事態を理解した。



「どーして送るの?」



「こいつ、暗いとこ苦手だから」



そんな心配してくれるなんて!?



ううん、きっとカレーを食べに戻りたいから理由づけてるだけかも。



「そんなの、あたしだって苦手だよ。ここに来るまでも…」



「花咲、さっきから色んなヤツに狙われてるから。そーいう子、ひとりにしたら危ないだろ」



まぁ、さっきのはイベントに参加したからで。




そこまで過保護にしなくても、平気なんだけどね。



「そんなぁー…だからって、綾瀬くんがどうして?」



末永さんは、思いっきり不服そう。



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