今日もきみに夢中♥
「あたしのこと、からかって遊んでるでしょ…うー!頭がキンキンする」



もっと、かわいく食べたかった。



デートみたいなシチュエーションに、浮かれる余裕もなし。



「なんか、イジられてない?だね、そーいうキャラなんじゃないかな。ウチらには、あんなひどいことしないもん」



後ろで、女の子たちの声が聞こえる。



「多分あれは、ただの女友達だね。うん、それ以下?心配して損した~行こ行こ」



さっきコタちゃんに群がっていた女の子たちだ…。



だけど、この光景を見て去って行った。



もしかして、女の子たちを諦めさせるために、コタちゃん…わざと?



「もっかい、食う?」



スプーンの先には、さっきよりてんこ盛りされた赤い氷の山が。



「結構です!!」



コタちゃんに限って、そんな優しさあるわけない。



単に、あたしをイジメて楽しんでるだけみたい。


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