今日もきみに夢中♥
「もう音を上げた?」



「いや、まだまだ」



ムクっと起き上がり、座りなおす。




「う、やっぱ無理」



慣れない正座なんかしたせいで、足が痺れた。



「なんだよ、根性ねーな。宿題ぐらい一気に片付けろよな」



そういわれましても。



「足が…」



「足?どした」



足裏をさするあたしの側に来て、そっと足首に手を触れる。



心配そうにしてくれるけど。



「痺れたの~…」



「ハハッ、正座してっしいつかなるなとは、思ってた」



「わかってたら教えてよ」



「なんで勉強以外のこと、教えなきゃなんねーの」



「冷たいっ」



「お前って。一緒に過ごせば過ごすほど、アホだよな」



ううっ、それを言われると辛い。




あたしはいつも、全力なんだけどね?




なんだか色々空回りなことが多い。



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