今日もきみに夢中♥
こうなったら、あたしももっとコタちゃんに近づくしかない!




うん、この修学旅行があたしのスタートラインだ。




旅行っていう特別気分の中で…きっと、もう少しだけお互い歩み寄れるはず。




って、信じたい。




「あたし、トイレ行ってくる!!」




コタちゃんの姿を追うように、教室を飛びでた。




末永さんとコタちゃん、一体どんな会話をしているの?




気になる。




ストーカーさながらに、コタちゃんと末永さんの数歩後ろを歩く。




ふたりは全く、あたしに気づいてない。




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