今日もきみに夢中♥
悔しがってるところに、いいのがやってきた。




「ちょいちょい、1組に行って偵察してきて」




「…ん?俺に頼んでる?」




たまたまあたしの前を通りすがったのは、葉山くん。




「コタちゃんと末永さん、最近仲いいんだよね。今も楽しそうに会話してて…」




「気になるってか?いーよ。その代わり、修学旅行で俺らの班の夕食手伝ってくれよな」




「交換条件!?だったらうちの班のテント張り手伝って」




「さらに上乗せしてくる?だったら追加でなにお願いしよっかなー」




葉山くんがニヤニヤと笑っている。




あたしの弱みを握ってから、こうだ。




友達じゃないのに、友達みたいな顔して!




ホント、困っちゃう。



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