今日もきみに夢中♥
だったら、なに?




ピシャンと、扉を閉める。




保健室には、今は誰もいなかった。




「お前さー、もっと気ぃ引き締めろよ」




「え…なんのこと?」




「最近、葉山と噂になってる。あんな女好きのどこがいいわけ。友達ぐらい、選べよ」




あたしと葉山くんが噂に!?




「友達じゃないもん」




「だったら恋人?この間、葉山がお前抱えて保健室に運んでったらしーじゃん。こんなところでなにしてたんだよ」




「そっ…それは」




あれを、誰かが見てたんだ。




あたしが鼻から血を流してたことまでは、バレてないのか…よかった。




あれ、なんか違うか。



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