今日もきみに夢中♥
「なにって…別に…」




「ふーん、言えないようなこと?」




久々にする会話が、葉山くんの話題でがっかりだけど。




それでも、目の前にコタちゃんがいるだけで嬉しい。




鼻血の応急処置だよって…それは先生がしてくれたんだっけ。




「そうっ…先生もいたよ?あたし、ケガしちゃって…」




「ふたりっきり…じゃなかった?それにケガって…」




「ちょっとだけ、血が出て。葉山くんが、誰より早くあたしを保健室に連れて来てくれたの。あのとき、あたしもパニくっててホントに助かったの…」




「へぇ、そーだったのか。あいつの悪い噂しか聞かねーから…それなら、いーけど」




コタちゃんは、あたしの心配をしてくれたの?




だったら、嬉しいよ。



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