今日もきみに夢中♥
「コタちゃん…もしかして、心配してくれたんだ」



全てにおいて無関心かと思ったけど、そうじゃないのかな。



「まーな」



ありがとう。



それを素直に言えればいいんだけど。



「それって、あたしに特別な感情が生まれちゃったからとか~?」



ふざけながら聞いてしまう。



柴ちゃんや葉山くんなら、ノリで返ってくるところ。



だけどきっとコタちゃんには通用しない。



こんなの、イラッとされるだけ。



思ったとおり、コタちゃんはなにか汚い物を見るような目つきであたしを見ている。



「なんでそーなるんだよ」



わーっ、やっぱり言うんじゃなかった。



「冗談だよ…」



ホントに、もう。


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