今日もきみに夢中♥
「そんなの、せめてもの強がりだよ。あわよくばって期待する部分もあるだろうけど。

綾瀬くんの場合…魔がさすこと絶対ないよね」



それは、あたしが一番良く知ってる。



自分のポリシーを持ち、ブレることがない。



あたしが今説教したところで、納得するコタちゃんじゃないのもわかってる。



それでも、言わずにいられない。



「残酷なんだよ…可能性がゼロなんだから、ズルズル友達続けてないで、ちゃんとフってあげて」



友達でも、関われるなら嬉しいのかもしれない。



だけどそれって、違うよね。



末永さんはかわいいし、すぐにでも彼氏ができそう。



辛いのは、一瞬の出来事。



その後は、違う未来が開けるはずだから。



ホントは…勇気を出して告白した末永さんに、どこかで憧れてる。



あたしも、早く新しい道を自分で切り開いていかなきゃいけないんだ。



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