今日もきみに夢中♥
「そうだといいんですけど」




「きっとそうよ。琥太郎は単純だから、毎日お弁当を作るとか。まずは胃袋を掴むことからどう?」




「胃袋…掴め、ますかね」




料理は、嫌いじゃないけど得意じゃない。




おばちゃんの言うように、ホントにコタちゃんが単純ならいいんだけど。




まず、コタちゃんの好みもさっぱりわからないし、1から勉強しなくっちゃ。




「大丈夫!大丈夫~」




「なにが大丈夫なんだか」




うん。




…あれっ!?




あたしの声…勝手に出た?




いや、違う。




「俺はそんなに単純じゃねぇ」




ウソー!!!!!




いつの間にか、後ろにコタちゃんが立っていて。




ウンザリした顔で、あたしたちを見つめていた…。







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