恋の物語


「あ、明日って試合とかあるの?」

「いや、明日はねぇっぽい」

「そっか!ならOFFだね!」

「あぁ、どっか行くか?ふたりで。」

"ふたりで。" その言葉にあたしは反応してしまう。

「ふたりで…、行こっか。」

ふたりきりだとデートみたいっ

「おう、どっか行きてぇところとかある?」

「あんまり、かな。」

「じゃあ俺が決めとくな。」

「うん!ありがと!」

そんな他愛もない話をしてると家だ。

「今日も泊まっちゃって本当にいいの?」

「あぁ、母さんも父さんも花ならいいっつってたから。」

「ありがとう」


< 104 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop