恋の物語


「好きだ、花。」


「う、そ。」



「こんな嘘、つかねぇよ」


真っ赤に染まっている顔を見て嘘ではないと判断した。

「えっ、でも!え?」

「俺と、付き合ってください」

綺麗な瞳で、真剣な眼差しで告白された。

照れ臭さも強いが


「お、お願い、します…っ」

「ははっやった」

満面の笑みであたしの腕を引き、ベッドの上にあげると

信治はあたしを優しく抱き締めた。


ぼんっと音が出そうなぐらい顔が熱くなった。

自分でもわかる、今、顔があかい。
< 117 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop