恋の物語


「んじゃ、行こっか。」

「うんっ!」


白いサンダルを履いてあたしは玄関を出た。




「信治~、どこいくの?」

「んー、隣駅の近くのモールは?」

「ん!いいね!いこいこー!」

あたしは信治の手を引いてあるきだした。

けっこう勇気がいるね、えへ。


「あ、そうだ。」

あたしは振り返った。


そして



──ちゅ。


キスをした。


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