恋の物語


あたしはその後のことを覚えていない。


気づいたら信治の家の布団の上で寝ていた。

そして、同じ布団に信治が寝ていた。

寝顔はあどけなくて可愛いなって思った。

それから、幸せだ、とも思った。


「信治、愛してる。」



そう言ってキスをしたのはあたしだけの秘密。

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