恋の物語
報告
「ふわぁ…」
ヤキモチ作戦?みたいなのが終わってもう1週間が経過しました。
あのあと、本当に何も起こらなくなったの。
教科書も無事だし水もかからない
ゆるゆる~な生活を送ってました。
あ、変わったことと言えばあたしがもとの家に帰ってきたこと、ぐらいかな。
写真立ては、信治のお母さんがすごく可愛いのをくれたからそれを使ってる。
でも、ふたりで登校するのは変わってない。
「信治おはよ!」
「はよ」
「今日は席替えだねぇ」
「ああ。」
「隣、なれるといいね!」
「別に。」
「え…」
嘘でもうんって言ってほしかったな…なんて
「隣じゃなくてもはなの場所は俺のとなりだから。」
「そっ、か。
ありがと!信治大好き!!!!」
「おい、ここ…」
あ、やば。
あたし、校門で信治大好き!って叫んじゃった…かも?
「ひゅー!らぶらぶぅ!」
「見せつけてんなぁー!」
や、やらかしたぁ!
信治はあたしの手を握って上にあげた。
「え、えっ?」
それから
「松本 花は俺の彼女だから。
なんかしたらぜってぇ許さねぇ!!」
真っ赤な顔で宣言しました。
─大好きです。信治♡
**END**