恋の物語


「んじゃーお礼はー」

「なんでもいいですよっ」

あたしはにこにこしながら言った。

「信治」

「え?」

「信治ってよんでよ」

え。そんなの簡単ですね!

「し…、し…ん……っじ」

「ははっさんきゅー!

これからもそー呼べよ?」

「あ、はい!」

…なんかっ特別みたいだねっ


「あたし以外に信治って呼ぶ人いる?」

「あ?いる」

あ、調子に乗った。

やっぱいるんだ…

「家族が呼ぶ。」

あ…っ

「なぁーんだっ家族かっあはは」

家族に嫉妬ってばかみたいっえへへ。




< 48 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop